
免疫力とは、人間に備わっている自らを防御する力のことで、体に害を与えるウイルスや細菌などの侵入を監視し、その侵入を防ぐ働きのことを言います。
病気にかかった場合にそれと戦う力も含まれています。
そのため、自然治癒力を高めることが低下した身体機能を回復することであるのに対し、免疫力を高めることは、身体機能をさらに強化することと言えるでしょう。
この人間にとって大切な免疫力の向上にプラセンタが有効であると言われています。
プラセンタは、細胞の増殖や再生を調整する物質である「細胞増殖因子」というものを合成、分泌しています。
その中で、免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質で、特定の細胞に情報伝達するものをサイトカインと呼びます。
サイトカインは機能的にも構造的にもさまざまで多種多様です。
免疫や炎症など、さまざまな働きに関与していることが研究の結果明らかになってきました。
ウイルスや細菌の増殖を抑制したり、がん細胞を攻撃したりするもので、現在では治療に使われているインターフェロンなどが代表的なものです。
細胞増殖因子やサイトカインは、あくまでも正常細胞の遺伝情報を運ぶ物質であり、栄養物質ではありません。
このため、遺伝子に異常のあるがん細胞などは増殖することはなく、むしろ細胞の遺伝子の突然変異であるがんの発生を抑制する作用があることが確認されています。
細胞増殖因子やサイトカインは、乳幼児はとても多く産出しています。
これは乳幼児がさらに継続的に成長し続けるためと、後天的な免疫機能を作り上げなければならないからです。
しかし人間は成長し、歳を重ねていくと、細胞増殖因子やサイトカインの必要性が急激に低くなります。
そして、これらの物質の合成・分泌を停止してしまいます。
これがいわゆる老化といわれる状態です。
逆にいえば、この細胞増殖因子やサイトカインを補給すれば老化は防げるというわけです。
そこで、細胞増殖因子やサイトカインを含むプラセンタエキスを医薬品や機能性食品などで摂取することにより、自然治癒力や免疫力がアップし、免疫システム全体のバランスを調整・回復しながら、細胞レベルでの若返りや修復が可能となります。