
プラセンタには、生命を育むために必要とされるあらゆる成分を含んでいると言われています。
栄養素に加え、生理活性物質(体の動きを活発にするもの)も含まれており、健康にも美容にも有効な成分が多く含まれています。
その数はおよそ5000種類以上とも言われています。
プラセンタの元となる胎盤は、母体で胎児を発育させるための組織なので、豊富な栄養素がこの胎盤に集中して蓄えられているのです。
この豊富な栄養が胎児の爆発的な細胞分裂を支えていると考えられています。
プラセンタに含まれている代表的な栄養成分としては、成長に欠かすことができないビタミンやミネラルをはじめとし、アミノ酸、糖質、脂質、脂肪酸、タンパク質、活性ペプチド、核酸、ムコ多糖類、酸素などがあります。
「アミノ酸」は、生命の源となる栄養成分で、タンパク質の原材料です。
髪や皮膚のコラーゲンなど、体の重要な組織をつくるために必要な成分です。
「糖質」は、生命活動のエネルギーの源です。
「核酸」は、正常な細胞分裂や新陳代謝を促す働きがあります。
「活性ペプチド」は、タンパク質の消化を促します。
「ムコ多糖類」は、細胞と細胞をつないでいるゲル状の物質のことです。
保水性に優れ、肌の健康状態や関節のクッションの役割も担っています。
「ビタミン・ミネラル」は、生理機能のバランスを整える働きがあります。
体内ではほとんど合成されないものなので、食事などによって積極的に摂取しなければいけない不可欠な栄養素です。
「タンパク質」は、血や肉の元となる主成分です。
「脂質・脂肪酸」は、エネル地ギ―となって血管や細胞などの私たちの体づくりを支える栄養素です。
また、プラセンタにはただ栄養成分が備わっているだけではなく、細胞が分裂していくことをうまくコントロールする成分まで入っていることがわかってきました。
これらの成分は成長因子と呼ばれるもので、プラセンタの持っている成長因子はとても強力なものです。
「表皮細胞増殖因子EGF」Human epidermal growth factorの略で、人が本来持っているタンパク質からできているアミノ酸の1種である成長因子です。
表皮のターンオーバーを促進し、肌のキメを整える働きをするものです。
「繊維芽細胞増殖因子FGF」はBasic fibroblast growth factorの略で、真皮にある繊維芽細胞というコラーゲンを生成する細胞に働きかけることによって、成長と増殖を促進します。
このようにプラセンタの成分は美容と健康の維持、促進に不可欠なものが大変豊富に含まれているのです。